坂戸の保護者様へ。SNS情報をうのみにせず耐えることが大事と個別指導のフロンティアは考えます。
2021/03/22
耐える力2
前回の続きです。
人間は、未知の事柄に直面すると、早く理解し、安心したいという欲求にかられます。でも私たちは、耐えることや待つことで、得るものがあることも知っています。「即時的な快楽」に対する「遅延化する利益」のことです。
教育を例にあげると、漢字の書き取りや計算演習は、おおおむね面白くありませんが、やり続けることで効果が表れます。遅延化することで利益があると分かっているから、教育は成り立っているのです。同様に「あいまいな情報」に対しても、遅延的な効果を信じることが大切です。即断しようとする欲求に耐え続けることで、やがて誤った情報は淘汰され、自分自身の考え方もまとまっていきます。
情報の真偽を見極めることは個人には至難の業ですが、情報の効果を知ることで発信者の意図がくみとれます。この視点が、SNS時代の情報を読み取り、利用する上で役立つと思います。