小学生・中学生には偉人たちの生涯から生き方を学んでほしい。坂戸の個別指導塾、フロンティア

坂戸の個別指導塾、生徒募集中のフロンティアは、ナイチンゲールの生涯から学びます。

前回の続き。

今とは違い、看護職の社会的地位が確立されていない時代である。家族は大反対したが、彼女の決意は揺るがなかった。「諦めなどという言葉は、私の辞書にはない」恵まれた環境を捨て、あえていばらの道へ。独学で専門知識を習得した後、看護師として一歩を踏み出す。その本格的な挑戦は、30代から始まった。

「自分を活かすためには、たとえわずかなりといえもど、自ら何かを掴まなければならぬ。それは与えられるものではない」ーこのナイチンゲールの「信念の源」は、どこにあったか。それは、かけがえのない生命を守る「覚悟」と「使命感」にあったにちがいない。

1853年、クリミア戦争が勃発。ロンドンの病院で看護監督を務めていたナイチンゲールは翌54年、38人の看護団を組織して、戦線へ向かった。

赴任した軍事病院の環境は劣悪だった。院内は収容人数をはるかに超える患者であふれ、不衛生から感染症などが広がっていた。