坂戸の塾、個別指導フロンティアが小学生・中学生へ送る偉人ストーリー
2020/11/04
ラッセル=アインシュタイン宣言
坂戸の塾、個別指導のフロンティアが小学生や中学生に届けたい偉人達のストーリーをお送りします。
イギリスの哲学者バートランド・ラッセルはかつて、英国の番組で「人類の危機」と題して核兵器の脅威を語った。反響の大きさを感じた彼は、この「人類の危機」をもとにした声明の発表を考案した。そして賛同の署名を科学者に呼び掛けた。
彼がアインシュタイン博士から、声明に同意する書簡を受け取ったのは、博士がなくなった直後のことである。20世紀最大の物理学者が生涯の最後に行った仕事の一つが、核兵器と戦争の根絶を訴えた声明に賛同する手紙を書くことだった。
声明は、「ラッセル=アインシュタイン宣言」の名で知られる。発表に至るまでにラッセルは、ロシア・アカデミーの会員とも書簡を交わした。宣言は政治体制を超えて、多くの科学者と粘り強く対話を重ねたことで生まれた。
署名者の一人、ロートブラット博士は、「連帯すれば、世界を変えていける」と強調した。現代も市民一人ひとりの意識啓発と連帯が平和を生み出す力になるはずである。