SNS時代に求められるもとは?個別指導塾、坂戸のフロンティアが紹介します。
2021/03/21
あいまいな状況に耐える力
坂戸の個別指導塾、フロンティアが、SNS時代に求めらる力について、京都大学大学院、佐藤教授の話を紹介します。
新聞や雑誌、テレビなどが中心だったこれまでの「マスコミ時代」は、情報の「受け手」と「送り手」が明確に分かれていた時代です。送り手の役割を担うマスコミからの情報は、「正しいか間違っているか」が決定的に重要でした。そのため、発信される情報にはある程度の品質が保たれてきました。
しかし、SNS時代では、誰もが情報の受け手にも、送り手にもなることができます。これは、情報をチェックする「ゲートキーパー(門番)」がいないということです。
つまり、SNSの情報は、「あいまい」であることをまず認識することが大切です。デマや流言は社会にあふれているという現実を受け止めることです。
特にSNSには真偽不明な情報があふれている中で、それらを「正しく」読み取ろうとするのは不可能なことです。では可能なことは何かというと、そうしたあいまいな情報の中で「拙速に判断しない」ことです。真実か、正解かをぎりぎりまで決断しないといった「耐える力」が、現代にもとめられるリテラシーの本質であるといえます。