世界遺産シリーズ。坂戸の塾、千代田のフロンティア
2021/02/03
ポルトガル コインブラ大学
塾長が直接指導する個別指導のフロンティアが、世界遺産を紹介するシリーズです。
海外にはキャンパスそのものが、世界遺産となっている大学がある。その代表的なものが、ポルトガル中部にある「コインブラ大学」である。
設立は1290年。当初はリスボンで産声を上げたが、1308年にポルトガル第3の都市、コインブラに移った。日本では鎌倉時代にあたり、ヨーロッパでも最古の大学の一つである。
旧市街にそびえる丘の上に大学があるため、下からはどこでも大学が望め、大学自体が街のシンボルになっている。キャンパスは、学生たちが学ぶ新大学と歴史的な建造物が並ぶ旧大学に分かれており、旧大学はチケットを購入して見学できる。鉄の問と呼ばれる入口を入ると中庭に出る。時計塔、ラテン回廊、そして最大の見どころであるジョアニア図書館などが中庭を取り囲むように立っていて、にぎやかな下町から歩いてくると全く別の次元に迷い込んだような錯覚に陥る。
図書館の内部は金泥細工で覆われていて、図書館というよりは宮殿、あるいは美術館のようなたたずまいである。